いい工務店の見抜き方(チェックリスト付き)

いい工務店の見抜き方(チェックリスト付き)

あなたは、これから家づくりを行うお施主さんとして、どんな工務店をパートナーに選べばいいでしょうか?
家の購入は、人生に一度あるかないか、何度も家を購入することはあまりありません。誰もが初心者で、どのように工務店を選んだらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、いい工務店を見抜くためのチェックポイントをご紹介します。
ページの最後にチェックリストも用意しましたので、住宅工務店を選ぶときにはプリントアウトするなどして、ご活用ください。

インターネットで調べる、訪問して話をする

いい工務店かどうかを見抜くために、まずはインターネットなどで情報を集めてみましょう。
その工務店のサイトを見て、以下のポイントをチェックしましょう。

□ 自社設計・自社施工の実績がある
契約だけをとって、施工を下請け業者に流してしまったりしていないかどうかを確認しましょう。自社設計・自社施工が大切なのは、そこがきちんとした責任が負える工務店であるかどうかを示しているからです。

□ 押し売り、強引な営業をしないと明言している
工務店のサイトにはこのようなことが書かれているところも多いです。しかし実際はどうなのでしょうか。いつまでも対面せずに家づくりのことを相談するわけにもいきませんから、会って確かめてみましょう。

□ 施工体制やアフターメンテナンス体制が整っている
□ ネットの口コミサイトをそのまま信用しない
□ ホームページに書いてあることをすべて信用しない

インターネットだけで知ることができる情報は限られています。ある程度よさそうだと感じられる工務店には、実際に訪問してみましょう。

工務店を訪れて話を聞く

工事実績などの資料を見せてもらったり、店内を見渡して、不動産取引、設計建築士などの免許掲示の有無なども目で確認しましょう。
出入りしている関連協力業者の関係をさりげなく観察したり、社員の行動やスタイルなどを確認するのも、いい工務店を見分けるために役立つでしょう。

□ 社長が家づくりに対する情熱や知識をもっている
工務店の社長が家づくりのことをきちんとわかっているかどうかは大変重要です。「自分たちはこういう家をつくります、あなたの建てたい家と当社の方向性が合うなら、この会社に建てさせてください」という姿勢をちゃんと感じられるかどうかを確認しましょう。

工務店の社長との話の中で、次のようなことが感じられるかどうかを確認してください。

□ 買う買わないにしても、必ず顧客のニーズに合わせたプランを提供してくれること
□ 住まい方への提案や将来のメンテナンスを配慮したプランを提供している
□ 基本構造や基本性能の説明をしっかりしてくれる

実際に話をすることは営業担当の社員が多くなるかもしれません。細かい点の確認などはその社員を通じて行うことになると思います。この社員がどのような人間であるかということによって、いい工務店かどうかを見抜くことができます。

□ 話したこと、約束したことををちゃんと書面にしてくれる
営業マンが口約束だけに終始する工務店は、信用できません。

□ 質問や要求にも、スムーズに回答してもらえる
営業マン自身の知識や経験が豊富なら、即答で説明してもらえるはずですが、知識がない、自分だけでは判断できないことが多く、回答に日数がかかるようでは、経験が浅く、信用はできないかもしれません。

□ こちらの言いなりではなく、プロとしてのアドバイスをしてくれる
□ どんな内容に対してもメリットとデメリットの両方を伝えてくれる

施主であるあなたは、家づくりのことに関しては素人であり、工務店は何百軒も家を建てているプロフェッショナルです。素人のあなたが提示した内容についてプロとしてのアドバイスをしてくれるか、メリットだけでなく冷静にデメリットも丁寧に説明してくれるかどうかは、信用できるかどうかを判断する大きなポイントです。一方的に良いことばかり言うの、も信頼できませんが、逆にデメリットばかりを伝えて不安をあおるのも問題があります。内容を変更するのを面倒がっているだけかもしれませんし、工事金額のアップを狙う伏線になっているかもしれません。

□ プラン変更への対応や金額提示が早い
プランを変更などしたときに、図面や見積もりの変更といった対応が早いと、打ち合わせが捗ります。

□ 直ぐに契約を結びたがる
信頼できない営業マンは、自分の営業実績を早く作りたがるという特徴があります。なんでもできます、なんでも言ってくださいという言葉ばかりを連発するような営業マンは危ないかもしれません。

その工務店が建てた家や建築中の現場を見せてもらう

実際にその工務店が建てた家を見せてもらいましょう。モデルルームなどがあれば、それでも判断できますが、ハウスメーカーのように大きな会社でない場合は、実際に建てた家を見せてもらうのが一番です。

□ 自分の会社が建てた家の施主を快く紹介してくれ、協力的な雰囲気で見学できた
□ その工務店で家を建てた施主が、その工務店に好意的だった

見学させてもらった施主が見学に協力的で、工務店に対しても好意的な様子であれば、ひとまず良い工務店だと判断することができるでしょう。悪い工務店の場合、プライバシーのためなどあれこれ理由をつけて、結局見学できないことがあります。

現在建築中の現場があるようなら、そこも見せてもらえると、より良い判断を下すことができます。もちろん安全面には十分注意してください。

□ きれいに整理整頓されていて、作業員がきびきびと働いていた
□ 作業員が質問に丁寧に答えてくれた

現場のゴミや木くずなどが散乱していて、整頓が十分でないと感じるような現場は信用できません。また、作業員さんたちの態度で、その工務店が信頼できるかどうかもわかります。自分の家を建てている現場だと思って、冷静に見てみましょう。

見積書などをよく確認する

家を作る様々な費用については、場合によって様々であり、判断が難しいものです。だからこそ、初期段階で相見積もりをとるのがお勧めです。1社目と2社目以降の費用でどれほどの差が出るのかを比較し、値段を下げる交渉ができることもあります。場合によっては、その金額差が100万円を超えることも少なくありません。ただし、安ければいいというわけではありません。安いことには必ず理由があるからです。それが納得のいく理由でなければ、材料費や人件費、工程などに問題がある工務店である可能性もあります。そんな工務店を見つけるためにも、相見積もりはとったほうがいいでしょう。
とはいえ、「住宅業界のわかりにくい「常識」~千葉・茨城の家の価格判断で注意したいポイント」という記事にも書いたとおり、住宅業界の見積書というのは会社によって書式が異なり、明快に比較することは難しいかもしれません。この記事に書いているのは一種の極論ではありますが、下記のような姿勢をその工務店が見せてくれるかということは、信頼できる工務店を選ぶためのポイントになるでしょう。

□ 相見積もりに参加してくれる
工務店と商談に入るときに、相見積りを行うことを伝え、参加を依頼しましょう。普通の工務店なら快諾するところですが、それで二度と営業に来なくなる工務店もあります。そのような工務店はまったく信用できません。

□ 見積書の内容が分かりやすく、丁寧に説明してくれる
見積書の内容は専門用語が多く、建築の素人にはすべてを理解することは難しいものです。それをひとつひとつ分かりやすく丁寧に説明してくれ、ちゃんと納得できるかどうかが、いい工務店を見抜くためのポイントです。項目自体も「一式」のみの内容が多く、説明も不十分であれば、問題があります。

□ 第三者の専門家に自社の見積書をチェックしてもらうよう進言してくれる
家を建てる費用は大変大きな額面のものになり、内容も専門的なものになります。一級建築士などの第三者の専門家にチェックしてもらう方法があります。特に注文建築の場合や、建築条件付き土地を購入して新築する場合、自分の希望する内容が見積書に含まれているか不安な場合には、そのようなチェックのサービスを活用することをお勧めします。またそのようなサービスでは、見積書が法律に則った書式になっているかどうかも確認できます。
見積書を第三者の専門家にチェックしてもらうことを伝えたとき、信頼できない工務店は、必要ないと反対する様子を示したり、二度と営業に来なくなることもあります。

□ 見積書と合わせて重要書類も提示してくれる

きちんとした工務店は、見積書とともに重要書類を提示してくれます。外観図、間取り図、パース図程度しか提示しないような工務店は、信頼できません。

まとめ

初めての家作りにおける工務店の選定は、わからないことばかりかもしれません。
しっかりと工務店を比較し、良し悪しを見抜いていくことで、よりよい家づくりに近づけることができるでしょう。
家づくりをスタートする契約締結は慎重を期しましょう」という記事も参考にしてくださいね。



ダウンロード資料
pdfいい工務店の見抜き方チェックリスト